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サイト改善時に見ておきたいウェブサイトの財務KPI

公開日:2024.04.17  /  最終更新日:2024.04.18

サイト改善時に見ておきたいウェブサイトの財務KPI
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ウェブサイトは、企業にとって欠かせない存在になっています。ウェブサイトが経営面でしっかり成果を出すには、経営陣と現場が適切なコミュニケーションをとり、必要なリソースを現場に供給する必要があります。
逆にサイト改善がうまくいっていない企業は、経営陣と現場の間でコミュニケーションが取れていないケースがほとんどです。
経営者は注目すべき財務KPIを現場に提示することが大事ですし、仮に経営者からそのような提示がなかったとしても現場のマネージャーが財務KPIを見ておくことで、次のステージが見えてきます。

TOMO
Tomoko
サイト改善を会社の中でうまくまわすための秘訣「財務KPI」を紹介します。

本ページでは、エスファクトリーが中小企業のサイト改善をサポートする際によく見る財務KPIを紹介します。

財務KPIと事業KPI
コーポレートサイトの財務KPI

コーポレートサイトとは、企業情報、ブランド、商品やサービス、採用活動や株主向けの情報を掲載し、各ステークホルダーに情報を届けるウェブサイトです。ウェブサイトの運用目的によりKPIが異なります。

顧客獲得の場合

  • 顧客獲得単価:顧客(もしくは問い合わせ、予約など)獲得のためのコストを把握し、効率的な集客を目指します。
  • 受注金額:サイトからの問い合わせが実際の受注にどの程度つながっているかを測定します。

採用の場合

  • 採用単価:サイトを通じた採用活動の効果を評価し、優秀な人材確保に役立てます。

ECサイトの財務KPI

ECサイトとは、商品やサービスをオンラインで販売するためのサイトです。

  • 売上高:サイトを通じた売上の総額を把握し、ビジネスの成長を測ります。
  • 平均注文価格:客単価を上げる施策を講じることで、収益性の向上を目指します。
  • 顧客獲得コスト:新規顧客獲得にかかるコストを最適化し、収益性を高めます。
  • 顧客生涯価値:顧客との長期的な関係性を重視し、安定した収益基盤を築きます。

サービス系サイトの財務KPI

サービス系サイト(SaaSなど)は、ソフトウェアやアプリケーションをインターネット経由で提供するためのウェブサイトです。

  • 月次経常収益(MRR):サブスクリプション型サービスの安定性と成長性を評価します。
  • 顧客獲得コスト:新規顧客獲得のためのマーケティングコストを最適化します。
  • 顧客生涯価値:顧客との長期的な関係性を重視し、収益性の高いビジネスモデルを構築します。
  • 有料会員数:サービスの普及率と成長性を測定します。

コンテンツ系サイトの財務KPI

コンテンツ系サイトは、ブログやニュースサイトとも呼ばれ、情報や娯楽を提供するためのウェブサイトです。

  • 広告収入:サイトのトラフィックを収益化する効果を評価します。
  • 有料会員収入:有料会員からの収益を最大化するための施策を講じます。
  • 有料会員数:有料コンテンツの価値を測定し、安定した収益源を確保します。

財務KPIの必然性とまとめ

ついつい事業KPIに集中してしまいがちですが、財務KPIを見て、大局を見逃さないようにしましょう。
財務KPIを見落としてしまうと、どんなに一生懸命ウェブサイトを改善しても、
・収益機会を逃す
・コストの見積もりを誤る
・大事なところで競合に劣ってしまう
・投資対効果の正しいジャッジができない
・適切な予算を得られない
などの不幸が起きてしまいます。

TOMO
Tomoko
財務KPIについて簡単にみてまいりました。
現場の方は経営陣と、経営陣の方は現場と財務KPIを共有してみてはいかがでしょうか。
チームで一丸となってサイト改善に取り組む一助になりましたら幸いです。

エスファクトリーでは、企業のサイト改善をサポートしています。詳しくは実績紹介をご覧ください。


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