ファネル分析をGoogleアナリティクスで行いCVRを改善する方法

公開日:2024.06.19  /  最終更新日:2024.06.21

ファネル分析を行う手法~Googleアナリティクスを活用してCVR最適化~
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こんにちは、ウェブコンサルタントのイミトモです。

ウェブマーケティングを効率的に行う上で、サイト状況を俯瞰的に把握することは非常に重要です。中でもファネル分析は、ユーザー行動を段階的に定量化することでボトルネックの特定するのに役立つため、その後の効率的な改善のきっかけになることが多いです。
本ページでは、Googleアナリティクスを用いたファネル分析について、基本概念から設定方法、指標の見方、改善案の導き方まで解説します。本ページを通じて、ファネル分析を理解し、データドリブンな意思決定を行なう手法を紹介します。

ファネル分析とは

ファネル分析とは、潜在顧客が商品やサービスを認知してから購入に至るまでの一連のプロセスを可視化し、各段階での顧客の行動や心理を分析する手法です。 ファネル(漏斗)の形に似ていることから、この名前がつけられました。

ファネル分析の例
ファネル分析の目的は、マーケティングやセールスのプロセスにおける課題や改善点を発見し、最適化することです。 各段階でのコンバージョン率(次の段階に進む割合)を把握することで、どの段階で顧客が離脱しているのか、どの施策が効果的なのかを知ることができます。 これにより、リソースの適切な配分やボトルネックの解消が可能となり、全体のコンバージョン率を高めることができるのです。
ファネル分析には、様々な種類があります。代表的なものは以下の通りです。

マーケティングファネル

マーケティングファネルとは、ブランド認知から顧客ロイヤルティまでの包括的なプロセスを表現したファネルです。

マーケティングファネル

セールスファネル

セールスファネルとは、見込み客から顧客までの営業プロセスを表現したファネルです。

セールスファネル

ダブルファネル

ダブルファネルとは、購入後のエンゲージメントやリピート購入も含めた、より長期的な顧客関係を表現したファネルです。
ダブルファネル
実際ファネルを利用する時には、業種や事業モデルによって最適化する必要がありますが、基本的な考え方は共通しています。
ファネル分析は、マーケティングやセールスの戦略立案に不可欠です。各段階での顧客の行動を理解し、効果的な施策を打つことで、ビジネスの成長を加速させることができるでしょう。
では具体的にファネル分析ではどのような分析ができるかを紹介します。

ファネル分析で着目すべき3つのポイント

ファネル分析は、ユーザーの行動を段階的に可視化し、コンバージョンに至るまでのプロセスを最適化するための重要な手法です。 効果的なファネル分析を行うには、以下の3つのポイントに着目することが不可欠です。
ファネルの定義と主要指標の設定
各ステップにおけるユーザー行動の把握
セグメントごとの比較分析
これらのポイントを押さえることで、ファネルの課題を特定し、改善策を立案することができます。 それでは、順を追って詳しく見ていきましょう。

ファネルの定義と主要指標の設定

ファネル分析を始める前に、自社のビジネスモデルに適したファネルを定義する必要があります。 ファネルの各ステップは、ユーザーが取る主要なアクションを表しています。

ファネル分析(BtoBサイトの例)

ファネル分析(ECサイトの例)

各ステップに対応する主要指標を設定することで、ファネルのパフォーマンスを定量的に評価できます。 主要指標には、ドロップアウト率、遷移率、離脱率、滞在時間などがあります。 これらの指標を適切に設定し、追跡することが重要です。

各ステップにおけるユーザー行動の把握

ファネルの各ステップを定量化することで、まずは全体像を明らかにすることができます。ドロップアウト率が高いステップは、それだけ改善した時のインパクトが大きくなります。

ファネル分析の例

セグメントごとの比較分析

ファネル分析では、セグメントごとの比較分析が欠かせません。 ユーザー属性、デバイス、流入元などのセグメントを設定し、それぞれのファネルパフォーマンスを比較します。 セグメントによってユーザー行動や課題が異なる場合、セグメントごとに最適化施策を立案することが効果的です。 例えば、モバイルユーザーとPCユーザーでは、ユーザビリティの最適化ポイントが異なるかもしれません。またエリアごとの分析で特異点が見つかる場合もあります。

地域セグメント別ファネル分析 デバイスセグメント別ファネル分析

このようにセグメントごとの特性を分析・理解することで、きめ細かな改善策を立案することが重要です。 以上の3つのポイントに着目してファネル分析を行うことで、ユーザー行動を深く理解し、効果的な最適化施策を立案することができます。

では、これらのデータを実際にGoogleアナリティクスで確認する具体的な手順を解説します。

GoogleアナリティクスによるBtoBサイトのファネル分析の手順

Googleアナリティクス4(GA4)は、ファネル分析を行うための強力なツールです。 ここでは、GA4を用いてファネル分析を実施する手順を解説します。

各ステップのイベントを定義する

まず、ファネルの各ステップに対応するイベントを定義します。

例えば、BtoBサイトの場合、以下のようなステップが考えられます。

  • サイト初回訪問(認知):first_visit イベント
  • 重要ページ閲覧(興味):page_view イベント (URLはpage_locationで指定する)
  • ホワイトペーパーダウンロード(検討):file_download イベント
  • お問い合わせ(コンバージョン):conversion

これらを踏まえ、ファネルデータ探索レポートを使ってファネルデータ探索レポートを作成します。

ファネル分析に適したイベントがなかったらどうすればいい?

Googleアナリティクスでは管理画面やGoogleタグマネージャーを用いてイベントをカスタムすることができます。特定ページの閲覧、特定要素の表示、ページスクロール率などをトリガーにすることが可能です。

探索レポートでファネルデータ探索レポートを作成する

「探索」>「ファネル分析」>「ファネルデータ探索」から、ファネルデータ探索レポートにアクセスできます。

ga4のファネルデータ分析ファネルデータ探索レポートでは、設定したイベントを元にファネルを可視化します。

さらに、内訳にデバイスカテゴリや市区町村などを指定することで、ユーザー属性や行動パターンごとのファネル分析が可能です。内訳ごとに最適化施策を検討することで、より効果的なファネル改善が期待できます。

具体的な探索レポートの設定方法

まずはGA4にログインして探索レポートを作成します。ファネルデータ探索を選択します。

ファネルデータ探索レポート作成手順

ファネルデータ探索レポートを作成すると自動でレポートが生成されます。ステップを編集して自社にあったものにします。
ファネルデータ探索レポート作成手順

ステップのペンアイコンをクリックすると編集画面が開きます。各ステップを編集します。
ファネルデータ探索レポート作成手順

続けてファネルを「特定のページ閲覧」にする場合の手順です。
ファネルデータ探索レポート作成手順

次にファイルダウンロードを設定する場合の手順です。
ファネルデータ探索レポート作成手順

最後にフォーム送信完了を設定する場合の手順です。ファネルデータ探索レポート作成手順

これで完了です。問題なければ次のようなファネルデータ探索レポートができあがります。

ga4のファネルデータ分析

まとめ

本ページでは、Googleアナリティクスを活用したファネル分析によるCV率改善とファン獲得の方法を解説しました。ファネルの定義、重要指標、分析手順、改善インサイトなどのポイントを押さえることで、ファネル分析を効果的に実践できます。データドリブンな意思決定を行い、ユーザーとの長期的な関係構築を目指しましょう。

ファネル分析を活用し、ユーザーに寄り添ったマーケティングを実践することで、ビジネスが持続的に成長していくことを願っています。

エスファクトリーでは、GA4の設定・実装やレポート設定・分析などを行っています。気軽な30分相談も受け付けていますので、よかったらご利用ください。


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