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化学メーカーがエスファクトリーにサイト分析を委託した経緯とは

公開日:2021.11.30  /  最終更新日:2021.12.09

化学メーカーがエスファクトリーに サイト分析を委託した経緯とは
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FUMI
Fumi
こんにちは、Fumiです。今回はエスファクトリーのサイト分析サービスをご利用いただいたお客様にインタビューしました。ぜひご覧ください!

お客様の紹介

サンアプロ 株式会社 UX推進部 小森竜樹氏の紹介

京都に本社と研究所があり、東京・大阪に営業所を持つサンアプロ株式会社。
光酸発生剤や強塩基剤などの分野でオンリーワンの技術を有する化学メーカーです。

インタビューのお相手は、サンアプロ社UX推進部マネージャーの小森竜樹氏。

本ブログでは、自社の課題はどんなことだったのか、また、どんな経緯でサイト分析をエスファクトリーに依頼したのかをお届けします。

当時の課題について教えてください

元々、自社のウェブサイトを持っていましたが、流入分析はおろかそんな言葉もろくに知らず、ただ感覚だけで最近は引き合いが多い、少ないという受け身の運用をしていました。
でも時々、突拍子のないおもしろい引き合いがあったりして、ウェブサイトをとにかくもっと変えようという意識になり、自分たちで新しいウェブサイトを作りましょうという話で、やみくもに取りかかりました。

 

しかし、従来のサイトの分析が全くできていなかったため、CMSが入っているウェブサイトにリニューアルした時に、「ちゃんと人が見にているのか」「昔と比べて流入が増えているのか」「ちゃんと効果が出ているのか」など、それらを解析するやり方がわからなかったんです。

TOMO
Fumi
Googleアナリティクスなどの解析ツールは使っていなかったんですか?

Googleアナリティクスの存在に気づいたんですが、いろいろな項目があるツールなので、どう解析していいかわかりませんでした。

一カ月半ほど会議を繰り返したけど答えは出ず、Googleアナリティクスという仕組みに「すごいな」という声は出るものの、自分が関わることに対してほぼ全員が拒否反応を示すほどに…このままでは無理だと思いました。

 

もちろん私達にも普段の仕事があって、それとは別にこういう慣れないことをやるのってすごく負荷がかかるんですよね。
そこで上司に、「これをやっていたらいくら人がいても足りません」という話をし、外注することを認めてもらえたんです。

 

フレッシュで色のついてない外から見て正しいか正しくないか、改善するべきかどうかを、やっぱりちゃんと見てもらおうということで依頼先を探しはじめました。

エスファクトリーに依頼したきっかけ

たまたまなんですけど、それこそ検索ワードで「ウェブサイト 解析」で調べました。そうしたら、ウェブ解析士協会のサイトが出てきて、こういう人たちがいるんだなと。

 

でも、どちらかというとBtoCや医療・美容などが多い。私達の目標はそこじゃないので、キーワードに「化学」を入れました。そうしたら、井水朋子さんの名前がポンと出て。
井水さんが農学部で応用化学を専攻されていたから、それに引っ張られてきたんですね。

TOMO
Fumi
弊社の井水朋子がドンピシャだったんですね!

そう。他にも、何名かいらっしゃったんだけど、ケミカルできる人って他にいるのかわからず、まずは井水さんに声をかけてみましょうというのが発端です。

TOMO
Fumi
なかなかないヒットですよね。

そうなんですよ。立ち上げたウェブサイトの作業に直接絡んでいない人にも完成したレポートを見せました。
そしたら、彼らも「これすごいね。どうしてこの人こんなにわかっているの?」ってなって。バックボーンに化学がありますよというお話をしたら「だからこの切り口で考えてくれているのね」と。

だから、井水さんとお話している時も、2時間くらいで1、2回うちの商品のことを話しただけなんだけど、大体わかってくれる。理解してもらえると信頼できるし、こちらもとても安心でした!

TOMO
Fumi
化学などの分野だと、ゼロから知ってもらうとなると大変ですよね。

そうなんです。だから、化学ベースの人でないと私達のビジネスはわからないので、そういう意味ではすごく良かった!やっぱり、誰に依頼するかですよ!

正直なところ、当初は自分たちでやった方がいいと思っていたので、分析のやり方や技術・方法などを、講座とか開いてもらいながら教えてもらおうと思っていました。

 

だけど、それって結局、自分たちの労力がかかってしまう。スキルは上がるかもしれないけど、プロではないので。あのレポートを見た瞬間、私達では無理だったと痛感しました。
「そもそも何者かがわからない、社会的信用がない」とコメントを見たときはさすがにショックでした。
そう思うほど、いただいた分析結果などのレポートも含めて、すごい良かったです!私たちが最初に抱えていた課題はまさに解決してくれました!

TOMO
Fumi
それはよかったです!ちなみに、一番の課題はどこにあったんですか?

そもそもウェブサイトって、普通は顧客を広げにいきますよね?私達はそれと逆のことをしたんです。
これは、井水さんも驚かれていたと思うのですが、最初からサンアプロのことをそこそこ知っている人がターゲットではなく、私達が知らない世界の5,000人に知ってもらいたいと。


万人受けするサイトを作りたくなかったんです。


そうすることで、私達が知らない人たちに、こんなにおいしいサイトがあるんだよということを捕まえてほしくて。だから、ちょっと尖ったウェブサイトにしたいという希望があったんです。

TOMO
Fumi
やってみてどうでしたか?

今回やってみて、難しいということがわかりました。

ウェブサイトの中で、自分たちをコアな人に見つけてほしい、自分たちが知らない化学製品の使い方を知っている人に見つけてもらうというのは、他にやり方があるかもしれません。
でも、現時点ではないということがわかりました。例えば、BtoCだったら、化粧品だったら化粧品として、文房具だったら文房具として使いますよね?化学製品って、何に使うかわからないというのが前提にあるので、何に使うかわからない人たちに対して見つけてもらうって、非常に難しい。

 

なぜならば、それ以上に「言葉(=検索キーワード)」を知らないから。
その業界特有の言葉ってあると思うんですけど、そういう人たちがどういう言葉で私達を探しているのかはわからない。
そういう意味では、今回井水さんに教えていただいたときに、そういう見方ができるというのがわかったことは大きかったです。

 

本来なら、自分たちがもとあったサイトを分析してやっているのであればわかるんですけど、それもやらずに一足飛びでいきなりやってしまったので、飛び過ぎちゃったんですよね。

TOMO
Fumi
これからどういう流れで進めていくことになったんですか?

まずは、Googleアナリティクスをきちんと使いこなす、もっと自社製品を市場に浸透させた上で、目標を5,000人としないといけない。そのために、私達が知らない使い方をする人たちが、どんな言葉を使っているのかキャッチしないといけない。
それを知るために、一旦広げないといけないことがわかった。

 

なので、今回いただいたレポートをもとに改良していくのですが、素人よりにグッと寄せていくことにしました。

 

私達もリブランディングなどの勉強会とかをしていたのですが、結局は自分たちの枠から出ることはできなくて、出てくる言葉は決まってしまう。
これだと永遠に変わらない。

だから、このやり方は一旦やめて、誰にでも万人受けする形に作って、初めてそこで、私達が知らない言葉を知っていきながら、それらの言葉で知らない人たちから見つけてもらえるのではないかと。
時間はかかるけど、今はそうかなって思っていますね。

TOMO
Fumi
現時点での課題や状況も理解できて、ステップアップの仕方もわかってきたんですね!

ああ、もうメチャメチャわかりましたね!

 

最初井水さんに、私達のゴールここですって言ったとき、「うーん」て言われたの。
でも、確かに「うーん」だと思います。私達もそう思っていましたから(笑)。それで案の定、「うーん」だった。

 

井水さんは他業界の方だし、私達は業界のことを知っている人っていうときに、私達が分析したことだとやっぱり限界があるし、競合のサイトとも差が出るしね。
そのあたりがまだ見えてないので、ちょっとやり直しですね。いったんは。

TOMO
Fumi

今回のお客様インタビューはここまでになります!

次回は、実際にサービスを受けどんな変化があったのかなどを聞いていきたいと思います!

 

担当より一言

TOMO
Tomoko
化学の知識が少しでもあれば、思わずゾクゾクしてしまう商品を取り扱いのサンアプロ株式会社様のマーケティングに携われて光栄です。ニッチな分野だからこそ、専門用語の検索エンジンマーケティングが大事になりますので、特に重点的に分析させていただきました。現在ものづくりでは半導体をはじめ多くの分野で小型化競争が激化していますが、小型化に強い御社のケミカルがそれを必要とする技術者や開発者により認知されていくといいですね。小森さま、ありがとうございました!(イミトモ)

後編はこちら

化学メーカーがサイト分析レポートで 得たマーケティング活動の変化とは

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