SEOって何?新人ウェブ担当でもできるの?(前編)
- Fumi
はじめまして!エスファクトリーの企画・広報担当の山内芙美(フミ)と申します。
少しだけ自己紹介ですが、私は前職では8年にわたり名古屋市で中小製造業に特化したウェブディレクターをしていました。現在は関東に転居し、エスファクトリーの企画・広報としてこれからブログを担当します。
ホームページに関するお役立ち情報をはじめ、いろいろなコンテンツを掲載していきたい思います。よろしくお願いします!
さて、本日からスタートするこのブログでは、新人ウェブ担当の方や初めてホームページリニューアルを担当する方が、ウェブの疑問点を解消しながらも「効果が出るウェブサイトにレベルアップ!」を目指していける内容をお届けしていきたいと思います!
早速ですが、本日の目次はこちらです。
SEOって何?新人ウェブ担当でもできるの?
みなさんはSEOについてどのくらい知っていますか?
ウェブサイト運営や集客に重要なマーケティング施策の一つで、正式には「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」といいます。
GoogleやYahoo!で検索した際に上位に表示されるようにする対策だと言われていますが、その本当の意味って知っていますか?
私自身、GoogleやYahoo!の検索結果を見た時に、自社サイトが上位に表示されていればいいじゃん!と思っていましたが、その意味や理由をよくわかっていなかったなと、この記事を作成しながら改めて痛感したので・・・
まずは「SEO」について考えていきたいと思います。
そして、新人ウェブ担当の方が順に改善できるように、シリーズで紹介していきます。
SEO=上位表示させる…ではない?
ウェブサイトを使って買い物をしたり情報を検索したりすることは、私たちの日常ではすでに当たり前になっていますよね。
だからこそ、企業も店の宣伝や商品のPR、広報や販売など、さまざまな目的でウェブサイトを制作しています。
例えば、もしみなさんが「家具を販売する店舗の店長」で、売上をどんどん上げていきたいと思ったらどうしますか?
「今はネットで誰もが買い物をする時代だから、ネットで販売できるサイトを制作しよう!」
「GoogleやYahoo!などの1ページ目の上の方に掲載されれば、たくさんの人に見てもらえる!」
「たくさんの人に見てもらえれば、買ってくれる人が増えるはず!」
と、思いませんか?
そしてさらに、
「よし!手っ取り早くSEO会社に依頼して、検索順位を上げてもらおう!」
・・・という方法もあるかもしれませんが、ちょっと待ってください!
現状のSEOは、これではNGなんです。
よくよく考えてみてください。
お金を払えば全て解決する上手い話なんてありません。
もし指定した検索キーワードで順位を飛躍的に上げるサービスがあったら、「お金をたくさん払ったサイトが1位になれる」ということになってしまいます。
そんなサイトばかりが表示される検索エンジンがあったら使いますか?使いませんよね。
では、SEOとは何か?ということですが「検索エンジンの最適化」のことをいいます。
つまり、GoogleやYahoo!などの検索エンジンを利用するユーザーが、「欲しい」と思っている情報・商品・サービスに、いち早くたどり着けるような使いやすいサイトにしていく「最適化の方法」のことをいうのです。
少しわかりにくいので、例をあげてみます。
例えば、Googleで家具を購入したいと思っているユーザーが、家具屋を探そうと思い「家具 通販」と検索したとします。
そうすると、このような画面が表示されます。
その際に、上部に表示されるのは「広告」です。
これらは有料で掲載されているものなので、今回の本題とは異なります。
私たちが行いたいのは、「キーワードを入力して検索した際に上位に表示させる」こと。
つまり、「自然検索」が行われた際に、自社サイトを上部に表示させ、サイトへのクリック数(流入数)を増やす施策を行っていくことです。
広告以外で、上位に自社サイトが表示されたらいいですよね!
でも、あくまで重要なのは、自社の商品を「欲しい」と思っているユーザーがキーワード検索をした際に、「欲しい情報が掲載されているサイト」が上位に表示されていることです。
そうなるように、最適化していくことがとても重要です。
検索順位をすぐに1位にすることはできる?
これ、一番疑問に思いますよね。
しかし、そもそも検索順位を変えることって、とても難しいことです。
なぜなら、GoogleやYahoo!をはじめ、さまざまな検索エンジンを提供する企業は、検索結果を操作されないようにしています。
もし、意図的に操作をしようとするサイトがあれば、Googleはペナルティを与えます。
なぜ、ペナルティを与えるのか?
それは、Googleにとって検索結果は大切な「商品」だからです。
だからこそ、Googleはユーザーが安心かつ信頼して使用できるように「質」を非常に大切にしています。
これまでも、検索結果の質を上げるために、Googleはさまざまな改善を行ってきました。
改善のための施策 |
施策内容 |
Page Rank |
ページに貼られたリンクによって、そのページの重要性を判断する |
ペンギンアップデート |
質の低いコンテンツの評価を下げる |
パンダアップデート |
ウェブスパムを検索結果から排除する |
フレッシュネス |
新しいコンテンツを上位表示する |
パーソナライズ検索 |
検索ユーザーの特長に合わせて、検索結果を自動的に調整する |
上記は一部ですが、他にもいろいろあります。
Googleは質の高い検索結果を維持するために、上記のような施策を指標(アルゴリズム)を200以上も用いて関連性を判断していると言われています。
もちろんその指標も日々変化し続けているからこそ、現在もユーザーにとって品質の高い検索結果を提供し続けています。
しかし、その全容は公開されていません。
そのため、「何か一つの対策を行えばすぐに1位になる」ということではないのです。
では、私たちはどうすればいいのか。
それは「ユーザーのニーズを知って、いいサイトを提供し続ける」ことです。
質の良いサイトに進化し続けていくことが重要なのですね。
ちなみに、検索エンジンの中で、全体の90%を占めるほど多くの人に利用されているのが「Google」です。
そのため、SEOはGoogleの検索エンジンに対して行われることが多いです。
Googleが提供しているガイドラインやマニュアルは参考になりますので、一度読んでみるのもいいと思います。
結局、SEOって何をしたらいいの?
これが一番疑問ですよね。
SEOはGoogle対策といっても過言ではありません。
※技術的にGoogle検索エンジンをハックすることではなく、Googleが掲げるユーザーが求めているものを理解して対策するという意味です。
ここからはSEOに必要であり、新人ウェブ担当の方でも挑戦できる対策を紹介していきたいと思います。
重要な対策は大きく分けて4つです。
1. |
コンテンツ対策 |
ユーザーにとって価値があるコンテンツ(ページ内容)に改善していく対策 |
2. |
内部対策 |
良質のサイトだと判断してもらえるよう自社サイトの内部で行う対策 |
3. |
外部対策 |
自社サイト以外からのリンクを増やす対策 |
4. |
モバイル対策 |
スマホなどの端末でも見られるようにする対策 |
そして、この対策方法を順番に紹介していきたいと思います。
- Fumi
ということで、次回は「1.コンテンツ対策」からタイトルタグやディスクリプションなどのお話をしていきたいと思います。
実際に起こったリアルな悩みや、プロからのアドバイス、改善事例なども紹介していきます!
新人ウェブ担当必見!SEOで重要なタイトルタグ(後編)もお楽しみに!
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