新人ウェブ担当必見!SEOで重要なタイトルタグ(後編)
- Fumi
こんにちは!エスファクトリーの企画・広報担当の山内です!
前回は「SEO(検索エンジンの最適化)」について勉強しました。
少し復習ですが、自然検索で上位表示させるには、「ユーザーのニーズを知って、いいサイトを提供し続ける」ことが重要で、そのためにも、コンテンツ対策・内部対策・外部対策・モバイル対策がキーになってくるということを学びました。
今回は引き続き、「コンテンツ対策」のひとつ、「タイトルタグのつけ方」を学んでいきましょう!
本日の目次はこちらです。
- タイトルタグって何?どこに表示されているの?
- タイトルタグがSEOで重要な理由とは?
-2.1 ユーザーは「タイトルタグ」でページを見るか決める
-2.2 検索結果の順位やクリック率が変わる
-2.3 検索エンジンにページの内容を伝える
-2.4 SNS経由のユーザー流入数にも影響あり - どうやってタイトルタグを考えるの?実際にやってみた
- タイトルタグが完成!次はどうするの?
- 変更完了!どうやって確認するの?
「タイトルタグ」って何?どこに表示されているの?
まずは「タイトルタグがなにか?」という点ですが、Googleで検索した際に出てくる検索結果画面の下記の箇所です。
このようなページはみなさんもよく見ていると思います。
※タイトルの下の説明文の箇所は「スニペット」といいます。こちらも「ディスクリプション」の設定が重要になるので、次回詳しくお伝えしていきます。
この「タイトルタグ」は、ユーザーが欲しい情報を探すときに、一番目につく箇所になります。
いわば、「情報を探す目印」です。
ちなみに、タイトルタグは検索結果画面のみに表示されているわけではありません。
気になるタイトルをクリックして該当ページを閲覧している時、GoogleChromeやInternet Explorerなどのブラウザのタブにも表示されていたり、他にもウェブサイト内のどこのページを見ているかを示す「パンくずリスト」と呼ばれる箇所にも反映されます。
このように、ユーザーが欲しい情報を判断するための重要な材料になるだけでなく、ホームページ内で現在どの内容を閲覧しているのかを教えてくれる役目も果たしているのが、「タイトルタグ」なのです。
タイトルタグがSEOで重要な理由とは?
ここ、気になりますよね。
タイトルタグはユーザーにとってメリットがあるだけでなく、Googleの評価にも関わります。
タイトルタグがSEOに重要なポイントは、下記の4点です。
- ユーザーは「タイトルタグ」で閲覧の有無を決める
- 検索結果の順位やクリック率が変わる
- 検索エンジンにページの内容を伝える
- SNS経由のユーザー流入数にも影響あり
こちらを順番にお伝えします。
1.ユーザーは「タイトルタグ」でページを見るか決める
タイトルは検索結果画面の一行目に表示され、検索をした人はそのタイトルをクリックしてそれぞれのページにたどり着きます。
みなさんもGoogleやYahoo!などで検索する際、検索結果画面を見ながら情報を探すときは、タイトルを見ていませんか?
最も大きい文字で表示されているので、一番目を引きますよね。
さらに魅力的なタイトルであれば、クリックしたくなりますよね。
つまり、あれだけ大量にある検索結果画面の情報の中から、どのページを見るかというジャッジを行うポイントは、タイトルタグにあるといっても過言ではないのです。
そのため、Googleも「具体的でわかりやすいタイトル」をつけることを推奨しており、
- ユーザーにとって「読みやすい」「わかりやすい」
- ユーザーが検索結果を見て一番最初に「メリットを感じる」「興味を持つ」箇所
であることが重要なのです。
2.検索結果の順位やクリック率が変わる
タイトルタグにどのような言葉を使って書こうか悩みますよね。
それが、「タイトルタグで検索結果のクリック率が変わる」とあればなおさらです。
以前、実際に私が担当したお客さまの中には、
「たくさんの人に見にきてほしいから、よく検索される言葉ってないかな?」
「Twitterなどのトレンドになっている言葉をたくさんいれたらいいかな?」
「ページ内容とは少し違うけど・・・まずは見てもらう方が大切だから適当でいいよね」
などと考えている方もいましたが・・・そういう考え方は、ちょっと待ってください!
STOPです!!
タイトルタグはSEOの順位への影響が大きいため、タイトルタグを変更しただけで順位が改善したという事例は確かにあります。
しかし、だからといって、なんでも入れたらOKということではありません。
タイトルタグに含まれているキーワードによって、
- どのようなコンテンツが書かれているページなのか?
- どのような検索キーワードに適したページなのか?
などを、GoogleやYahoo!などの検索エンジンが判断します。
だからこそ、ページの内容にあったタイトルを選定し、そのページで上位表示させたいキーワードを含めることがポイントになります。
タイトルは検索結果画面に表示されるので、検索キーワードやGoogleの仕様変更等により、検索結果画面に出てくる要素は、時々変わることもあります。
しかし、
- タイトル(titleタグ)
- 説明文(description)
のこの二つがなくなるということはありません。
ですから、検索をしたユーザーが、数多ある検索結果画面の情報の中から選定してもらうには、このタイトルと説明文の表記にかかっているといっても良いくらいなのです。
3.検索エンジンにページの内容を伝える
Googleが公式で出しているガイドラインにも、検索順位に対して重要視しているという項目があります。
※参考:ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)
つまり、タイトルタグには、ユーザーが情報の閲覧がしやすいというメリットだけでなく、Googleなどの検索エンジンにページの内容を伝える役割もあるということですね。
先回もお伝えした通り、Googleがどのように検索順位を決めているかなどの、詳細なアルゴリズムは公開されていないためわかりませんが、それでもタイトルタグがSEOにとって重要であることは間違いありません。
このタイトルタグの話からもわかるように、SEOとはサイト運営者とユーザーと検索エンジンの三者から成り立ちます。
- サイト運営者の目的 → 自社のホームページの内容を的確に伝え、多くのユーザーに見てほしい
- ユーザー → 自分が知りたい情報を見つけ、そのサイトを閲覧したい
- 検索エンジン → サイト運営者とユーザーを効率的かつ的確にマッチングしていきたい
この三者三様の要望を適えるのが、タイトルなのです。
4.SNS経由のユーザー流入数にも影響あり
実は、このページタイトルは、FacebookやTwitter等のSNSでシェアされる時にも使用されると知っていましたか?
ユーザーが記事や投稿を閲覧する際に見るのはタイトルなので、クリック率を上げていきたいのであれば、魅力的なタイトルをつけることは必須です。
SNSのタイムラインには、
- 投稿時のコメント
- アイキャッチ
- タイトル
- 説明文
といった要素が表示されます。
(※別途OGPの設定が必要な場合があります。)
以上のことから、タイトルがさまざまな場面においていかに重要な要素であるということがわかりますね。
それと同時に、ユーザーが便利で活用しやすいよう、タイトルを最適化することがSEOにおいて重要であることも理解できました。
どうやってタイトルタグを考えるの?実際にやってみた
というわけで、SEOやタイトルタグについて理解できたところで、実際にタイトルタグを考えてみたいと思います。
私自身、ウェブディレクターの仕事をしてきましたが・・・ぶっちゃけるとSEOについてはいつも制作会社の方にお任せでした・・・💦
なので、この連載しているブログで、実際にトライしてみようと思います!
まずは、タイトルタグを考えるときのポイントを洗い出してみます!
【STEP1:基本的な考え方編】 ① ウェブサイトのサイトマップからページの役割を考える ② 対策したいキーワードを考える ③ コンテンツを端的に表すタイトルを考える ④ そのタイトルをクリックしたくなる魅力的なものにする ⑤ 28~32文字程度に文字数を調整する |
では、ここから挑戦です!
① ウェブサイトのサイトマップからページの役割を考える
まずは、今読んでもらっているこのページの役割やポイントを洗い出してみました。
- 連載のブログ記事
- 新人ウェブ担当者さん向け
- ホームページのリニューアルや既存のページのブラッシュアップにつながる情報をお届けする
- 今回は、SEOの中でも重要なタイトルタグのお話
② 対策したいキーワードを考える
ここはやはり、下記の二つです!
- タイトル
- SEO対策
③ コンテンツを端的に表すタイトルを考える
洗い出したポイントや対策したいキーワードから下記を考えてみました。
第2回:新人ウェブ担当でもできるSEO対策で重要なタイトルタグについて |
④ そのタイトルをクリックしたくなる魅力的なものにする
これが、難しいんですよね・・・ですが、挑戦です!
第2回:新人ウェブ担当必見!SEO対策で重要な「タイトルタグ」 |
⑤ 28~32文字程度に文字数を調整する
数えてみたら、記号も含めて31文字でした。何とか範囲内に調整できました。
まずはこれで公開作業を進めてみたいと思います!
タイトルタグが完成!次はどうするの?
日頃サイトを更新する方法で、タイトルを更新します。
WordPressをお使いの方は、固定ページや投稿のタイトルを変更しましょう。
変更完了!どうやって確認するの?
公開作業が完了したら、該当ページを確認してみましょう。
「タブ」を確認し、タイトルが反映されているか要チェックです!
私も実際にこちらの記事が反映されてから、結果をこちらの連載シリーズでご報告していきたいと思います!
- Fumi
タイトルタグについて理解いただけましたでしょうか?
次回は、このタイトルタグの説明文となる「ディスクリプション」について説明します!
タイトルとディスクリプションはセットで考えるべき要素でもあるので、こちらも一緒に勉強していきましょう!
それでは、次回もお楽しみに!
アクセスランキング
-
1
2020年11月2日アツギ社を発端にタイツ業界で起きた4社のX炎上事例
-
2
こんなスライド資料はNG!残念な資料を伝わる資料に変えるための11のポイント【実例付き】
-
3
GA4のイベントとは?主要イベント9個を初心者向けに解説
-
4
【2024年版】Googleの検索順位別クリック率~Google検索1位が全クリックの27.6%を占める~
-
5
Googleマップの情報が書き換わる原因と対処法
-
6
CVRとは?意味や計算方法、CVR最適化のポイントを詳しく解説
-
7
SNS運用のKPI設定完全ガイド【2024年版】
-
8
【GA4のカスタム設定】20%刻みでスクロール率を計測する
-
9
ファネル分析をGoogleアナリティクスで行いCVRを改善する方法
-
10
一度見たら忘れられないSUCCESsの法則