サイトリニューアルで成果を出しているウェブ担当さんに共通する3つの考え方
会社からリニューアルを指示されたら
ある日、社長に呼ばれたと思ったら
「ホームページで集客をしたい。リニューアルしてくれ。」
という指示。詳細を確認しようすると
「私はよくわからないから、君よろしく頼むよ!」
- Tomoko
(1)ブレない目的を共有する
八百屋さんで「りんごをください」と言えば、誰でも同じようにりんごを買えますよね。
では、ウェブ屋さんで「サイトをリニューアルしてください」と言えば、誰でも同じようにリニューアルをしてもらえるでしょうか。
答えはもちろん「ノー」です。これが厄介のもと。
では、りんごを買う時と違って、気を付けるべき点はどこでしょうか。
一番大事なことは、ブレない目的を社内外に共有すること。
もしも、サイトで集客していくことが目的なのであれば
・ウェブ屋さんには「サイトを集客できるようにしてください」
・社内では「サイトを集客できるようにしたいので、協力してください」
という要請をしましょう。
「そんな当たり前のこと」と思うかもしれませんが、リニューアルでダントツに多い失敗は「見た目は良くなったけど、集客(本来の目的)ができていない」ということなので、紹介させていただきました。
(2)時間・予算・成果のトライアングル
さて、目的を共有したら、ハイ終わりではありません。
たとえば、私のようなウェブディレクターに頼めば、松竹梅でリニューアルのプランやお見積りを出されることが多いと思いますが、そこで出てくるのが「予算」や「時間」などの制約です。
優れたウェブ担当者さんほど、時間・予算・成果のバランスをうまくとり、社内で交渉をしています。
・時間(いつまで)
・予算(費用をどのようにかけるか)
・成果(どれだけ集客できるのか)
自社に合ったトライアングルを描き、どれだけの成果をいつまでに出していくのかを見定めています。
- Tomoko
(3)成功へのロードマップを描く
高い山に登ろうとするときほど、それに必要な登山計画や準備・装備が大事になるように、サイト集客という山に登るときも、計画が大事です。
最もコスパが悪いのは、一度リニューアルしてそのまま放置してしまうこと。
リニューアル後、どのようにGoogle検索結果に乗り、どのように流入して、どのように問い合わせをするのか。それらを分析して大小のボトルネックを改善していくことで、リニューアルしたサイトの威力が発揮されます。
PDCAサイクルでいえば、リニューアルは『Do』が終わったところです。その後の『Check』『Action』などで改善し、PDCAを回していくことで、高い山に登っていけます。
たとえば、実店舗への集客を目的とした私のお客さんの例でいうと、こんな登山計画でした。
第一のゴール:お問合せを0件から数件にするために、サイトの中身を充実させよう。
第ニのゴール:お問合せを増やすために、アクセスを増やすためのコンテンツを作ろう。
第三のゴール:アクセスが増えてきたから、お問合せ率を上げるためのサイトを改善しよう。
第四のゴール:さらにリーチを増やすために、広告を出そう。
第五のゴール:1件あたりの獲得コストを下げるために、広告以外の流入を増やそう。
といったような具合で、段階的な目標を立てていきます。
実際は矯正歯科さんなので、集客ではなく集患と呼ぶのですが、はじめは一人でしていた矯正歯科だったのが、矯正医を雇い入れ育成するようになり、二院目を出し、二院目の開業後まもなく予約が1か月以上埋まる状態になりました。
そのドクターさんの治療技術や説明が多くの方に受け入れられていることはもちろんのことですが、サイトを運営することで自分に合う治療を探し求めている人にしっかり情報が届けられているということですね。
- Tomoko
*2020年9月より30分間のオンライン相談を始めました。(毎月先着5社)
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