【2024年最新】Google検索順位が決まるしくみの基本をカンタン解説
こんにちは、イミトモです。以前書いた記事【2024年版】Googleの検索順位別クリック率では、Google検索結果の上位にランクインすることの重要性についてお伝えしました。
今回は、そもそもGoogleの検索順位はどのように決まるのか、そのしくみについて解説します。Googleのアルゴリズムを理解することで、自然検索でのアクセスアップを目指しましょう。
Contents
検索順位を決めるGoogleのアルゴリズム
Googleの検索順位は、自動化されたアルゴリズムによって決定されます。このアルゴリズムは非常に複雑で、Googleは公式に200以上の要素を考慮していると発表しています。ただし、それら全ての要素は公表されておらず、その詳細は非公開です。
Googleが公開している資料(英語):Search Quality Rating Program (PDF)
Googleが公表している主要な5つの要素をみてみましょう。
コンテンツの関連性
検索キーワードとページコンテンツの関連性の高さが重要だとGoogleは説明しています。特にタイトルやヘッダーにキーワードを含めることで関連性を示せます。
コンテンツの品質
オリジナリティのある有益で信頼できるコンテンツが高く評価されます。特にE-E-A-Tという、経験・専門性・権威性・信頼性の観点で品質が判断されます。
- 経験(Experience):コンテンツ制作者が対象トピックについて十分な経験を持っているか。
- 専門性(Expertise):制作者が対象分野で専門的知識や技能を有しているか。
- 権威性(Authoritativeness):制作者やウェブサイトが対象分野で権威として認められているか。
- 信頼性(Trustworthiness):制作者やウェブサイトが信頼に値するか。
- これらの要素は特にYMYL(Your Money or Your Life)と呼ばれる、健康や金融など重要なトピックを扱うページで重視されます。コンテンツ制作者の経験や専門性を示すプロフィール情報、権威あるサイトからの参照リンク、ユーザーから信頼されるような丁寧なコンテンツ作りが求められます。
ユーザー体験
ページの読みやすさ、ナビゲーションのしやすさ、表示速度の速さなど、ユーザー体験の良さもGoogleは重視すると発表しています。
ウェブサイトの権威性
Googleの特許から、サイト運営者の信頼性、サイトドメインの取得期間、信頼できる外部サイトからのリンクなどでサイトの権威性が測られていることが推察されます。
RankBrain
RankBrainは機械学習を用いたアルゴリズムで、Googleはユーザーの行動を分析し検索意図に沿った結果を出そうとしていると説明しています。
以上のようなさまざまな要素が組み合わさって検索順位が決まりますが、その完全な計算式は非公開です。ただ前述のGoogleが公表しているポイントを踏まえてサイト改善を進めることが検索順位アップに有効といえるでしょう。
検索順位を上げるための6つのポイント
では、具体的にGoogleからの評価を高めるにはどうすればよいでしょうか。私たちがオウンドメディアの検索順位を高めるために行っている内容のうち基本かつ重要なところを5点に絞って紹介します。
1. 検索ニーズをとらえたコンテンツを作る
検索エンジンに高く評価されるためには、ユーザーの検索ニーズを深く理解し、それに合致した有益なコンテンツを提供することが不可欠です。以下のポイントを押さえることで、検索エンジンからの評価を高めることができます。
- キーワードリサーチで関連キーワードを抽出し、検索ボリュームと競合状況を分析することで、狙うべきキーワードを特定する
- ユーザーの検索意図を的確に理解し、その目的に沿った情報を提供することで、検索エンジンからの高評価を獲得する
- 競合サイトを詳細に分析し、差別化できるような独自の視点や付加価値の高い情報を盛り込むことで、検索結果での優位性を確保する
- 旬のトレンドや話題性のあるネタを取り入れることで、検索エンジンからの注目度を高める
- ユーザーを引き付ける魅力的な文章と読みやすい構成で、オリジナリティのある価値の高いコンテンツを作成し、検索エンジンから高品質と判断されるようにする
- タイトルタグ、メタディスクリプション、見出しタグなどに適切なキーワードを自然に含めることで、検索エンジンにコンテンツの主題と関連性を明確に伝える
- 内部リンクを効果的に設置し、サイト内の重要なページへの導線を整備することで、検索エンジンからサイト構造の最適性を高く評価される
これらのポイントを意識してコンテンツを作成することで、検索エンジンから高く評価され、検索順位の向上につなげることができます。常にユーザーファーストの姿勢を保ちつつ、検索エンジン対策も怠らないことが重要です。
2. オリジナルで有益な情報を提供する
検索エンジンから高い評価を獲得するためには、他サイトにはない独自性と専門性を兼ね備えたコンテンツを提供することが重要です。以下のポイントを押さえることで、E-E-A-Tの評価を高め、検索順位の向上につなげることができます。
- 自社ならではの専門知識や経験を活かし、他サイトにはない独自の視点や切り口でコンテンツを制作することで、検索エンジンから高いオリジナリティと専門性を認められる
- ユーザーにとって真に有益で価値のある情報を提供することで、検索エンジンからE-E-A-Tの高評価を獲得する
- コンテンツ制作者の経歴や実績、専門性を示すプロフィール情報を明示することで、検索エンジンから高い信頼性と権威性を認めてもらう
- 事実に基づいた正確な情報を提供し、情報の出所を明らかにすることで、検索エンジンから高い信頼性を獲得する
- 専門用語や業界固有の知識を適切に使用することで、検索エンジンから高い専門性と権威性を認識してもらう
- ユーザーとのインタラクションを通じて、コンテンツの改善や更新を継続的に行うことで、検索エンジンから高いE-E-A-Tと鮮度を評価される
- 他サイトからの参照リンクや言及を獲得することで、検索エンジンから高い信頼性と権威性を認めてもらう
これらのポイントを押さえ、オリジナリティと専門性、信頼性を兼ね備えたコンテンツを提供することが、検索エンジンからのE-E-A-T評価の向上につながります。ユーザーに真に役立つ情報を提供することを第一に考え、コンテンツの質を高める努力を続けることが重要です。
3. 適切な見出しとキーワードを使用する
検索エンジンに対して、ページの主題と内容を明確に伝えるためには、適切な見出しとキーワードの使用が不可欠です。以下のポイントを押さえることで、検索エンジンからの評価を高め、検索順位の向上につなげることができます。
- ページのタイトルタグには、メインキーワードを含めつつ、ユーザーの関心を引く魅力的なタイトルを設定することで、検索エンジンからの評価と検索ユーザーのクリック率の両方を高める
- h1タグには、ページの主題を端的に表現し、メインキーワードを自然に含めることで、検索エンジンにページの内容を明確に伝える
- 本文中の小見出しにも、関連するキーワードを適宜盛り込むことで、検索エンジンにコンテンツの詳細な構造を伝える
- ただし、キーワードを不自然に詰め込みすぎると、検索エンジンからスパム的であると判断されるため、ユーザーにとって読みやすく有益な情報を提供することを優先する
これらのポイントを押さえ、適切な見出しとキーワードを使用しつつ、ユーザーファーストのコンテンツを作成することが重要です。検索エンジン対策と、ユーザーにとっての有益性を両立させることで、持続的な検索順位の向上が期待できます。
4. 内部リンク・外部リンクで関連ページを戦略的に結びつける
内部リンクを適切に設定し、サイト内の関連ページ同士を結びつけます。これにより、サイト全体の構造が把握しやすくなり、SEO効果も高まります。また、信頼できる外部サイトからの被リンクを増やすことも重要です。
内部リンクの戦略:
- 重要ページへのリンクを増やし、サイト構造を最適化
- 関連ページ同士を効果的にリンク
- アンカーテキストに関連キーワードを含める
→ クローラビリティと重要ページへのリンクジュース流入を改善
外部リンクの戦略:
- 良質なコンテンツで自然な被リンクを獲得
- 関連サイトからリンクを得るための施策を実行
- 権威サイトからの言及を得る
→ サイトの信頼性と権威性を向上
ユーザーとGoogleの両方を考慮した内部・外部リンク施策で、効果的なSEOを実現。
5. サイトの表示速度とモバイル最適化
検索エンジンは、ユーザー体験を重視しており、表示速度の速いサイトやモバイルフレンドリーなサイトを高く評価する傾向にあります。以下のポイントを押さえることで、検索エンジンからの評価を高め、検索順位の向上につなげることができます。
- ページの表示速度は、ユーザー体験に直結する重要な要素であり、表示速度が遅いとユーザーの離脱率が高くなり、検索エンジンからの評価も下がるため、高速化に努める
- GoogleアナリティクスやPageSpeedInsightsなどのツールを用いて、自社サイトの表示速度を定期的に測定し、改善する
- 具体的な高速化の方法としては、画像の最適化、キャッシュの活用、サーバーレスポンスタイムの短縮、コードの最適化等を行う
- モバイル端末でのユーザー体験を向上させるために、レスポンシブデザインやモバイルフレンドリーなサイト設計を行う
- Google Search Consoleの「モバイル ユーザビリティ」レポートを確認し、モバイルフレンドリー性に関する問題点を特定し、改善する
サイトの表示速度改善とモバイル最適化は、ユーザー体験の向上と検索エンジンからの評価アップに直結する重要な要素です。専門家の協力を得ながら、テクニカルな改善を進めるとともに、モバイルユーザーの視点に立ったサイト設計を心がけましょう。継続的な改善により、検索エンジンとユーザーの両方から高く評価されるサイトを目指しましょう。
6. サイト・ドメインの信頼性を高める
検索エンジンは、信頼性の高いサイトを上位に表示する傾向があります。サイトの信頼性を高め、権威あるサイトからのリンクを獲得することは、検索順位の向上に大きく貢献します。以下のポイントを押さえることで、検索エンジンからの評価を高めることができます。
- サイトの運営歴が長いほど、検索エンジンからの信頼性が高まる傾向にあるため、長期的なサイト運営を心がける
- ドメインの取得期間が長いサイトは、検索エンジンから高い信頼性を得られるため、ドメインの更新を怠らないようにする
- プライバシーポリシーやクッキー利用について明記し、ユーザーの個人情報を適切に取り扱うことで、サイトの信頼性を高める
- SSLを導入し、サイトのセキュリティを強化することで、ユーザーの安心感を高めるとともに、検索エンジンからの信頼性を高める
- 権威あるサイトからのリンクを獲得するために、質の高いコンテンツを作成し、他サイトからの自然なリンクを得られるよう努める
- 他サイトとのコラボレーションやゲストポストなどを通じて、権威あるサイトからのリンクを獲得する
- 自社の専門性や実績を示すことで、業界内での権威性を高め、他サイトからのリンク獲得につなげる
- ただし、不自然なリンク構築は検索エンジンにペナルティを課される可能性があるため、避ける
サイトの信頼性と権威性を高めることは、検索順位向上のための長期的な取り組みです。ユーザーと検索エンジンの両方から信頼されるサイト運営を心がけ、コンテンツの質を高めながら、自然なリンク獲得を目指しましょう。検索エンジンからの評価向上には時間がかかりますが、継続的な努力が結果につながります。
以上のようなさまざまな取り組みを通じて、検索エンジンからの評価を高めていきます。SEO対策は一朝一夕では結果が出ませんが、地道な努力の積み重ねが必要不可欠です。
まとめ
検索順位を決めるGoogleのしくみについて理解を深めました。最新のアルゴリズムに対応し、ユーザーファーストの視点でコンテンツやサイトを磨いていくことが重要です。
自然検索の順位アップは一朝一夕では難しいですが、費用対効果の高い集客法といえます。ぜひ長期的な視点でSEO対策に取り組んでみてください。弊社では具体的な施策をご提案しています。気軽にご相談ください。
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